日焼け止めの「PA」とは?
PAとは”Protection Grade of UV-A”の略称で、「紫外線A波(UVA)」を防ぐ効果を表す目安の数値のことです。
「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で紫外線の効果を表示されており、「+」の図が多いほど紫外線A波の防止効果が高まります。
なお、紫外線A波(UVA)は、「光老化」ともいい、しわやたるみの原因に関わっていると言われています。さらに、「雲や窓ガラスを通り抜ける」という性質を持っているため、太陽がでていない時でも対策する必要があります。
参照:JCIA「気になる紫外線用語CHRCK(外部リンク)」
※ひと昔前はPA+++までの三段階でしたが、紫外線A波(UVA)の有害性が明らかになったことにより、紫外線A波を防ぐニーズが高まったため、四段階となりました。
よくある日焼け止めの「SPF」との違いは?
PAと同様に紫外線の防止効果を示す「SPF」は、”Sun Protection Factor”の略称で、「紫外線B波(UVB)」の防止効果を表す目安の数値のことです。
紫外線B波は、日焼けによる炎症を引き起こし、シミやソバカスの原因となってしまいます。
PAの目安は?日焼け止めの選び方
PAの+が多ければ多いほど、紫外線A波(UVA)の防止効果は高まります。しかし、PAが高いほど、お肌への負担も大きくなってしまいます。
使用する環境などを考え、SPFやPAを考慮し、自身にあった日焼け止めを選ぶようにしましょう。
使用シーン | SPF目安 | PA目安 |
買い物や短時間の散歩・日常生活 | SPF10〜20 | PA+〜PA++ |
野外での軽いスポーツ・レジャー | SPF20〜40 | PA++〜PA+++ |
炎天下でスポーツ、海など | SPF40〜50+ | PA+++〜PA++++ |