角質細胞とは?
角質細胞(かくしつさいぼう)とは、角質層にある細胞のことです。
お肌の最も外側の部分である「表皮」の一番外側である「角層(角質層)」は、この角質細胞が、パイのように薄く何枚も重なって構成されています。
角質細胞はお肌のうるおいを保つ「NMF(天然保湿因子)」を含むほか、角質細胞同士の間は、水分は細胞間資質で満たされており、「皮脂膜」とともに、お肌のうるおいを保つための重要な要素の1つです。
角質細胞は、ひらべったく、「核」や細胞の中で様々な機能を持つ「細胞内小器官」が消失しています。すなわち、細胞だけで考えると、死んでいると行っても過言ではないのです。
ターンオーバーと角質細胞
角質細胞は、ターンオーバーによって、自然にお肌から剥がれ落ちています。
- 表皮にある基底層で「基底細胞」が作られ、
- 有棘細胞
- 顆粒細胞
- 角質細胞
と、徐々に表面へと押し上げられ、最終的に剥がれ落ちます。
この「角質細胞」がうまく剥がれ落ちないと、古い角質層が重なってしまい、「毛穴の汚れ」「くすみ」などの原因となります。
角質肥厚に注意
本来剥がれ落ちるはずの角質がお肌に残ってしまい、角質層が徐々に厚みをましてしまうことを「角質肥圧」といいます。お肌のごわつきなどの原因となるほか、基礎化粧水の効果が薄れてしまう可能性もあります。